▽ 10/27に木造公共建築物の完成見学セミナーに参加しました
2010年11月1日 1:54 AM
10/01「公共建築物等木材利用促進法」施行にともなう実例完成見学セミナーに参加しました。少し気温は低めだが晴れて秋らしい日、神奈川県厚木市七沢温泉の近く、県の「自然環境保全センター」で開かれた。参加者は100名程らしい。環境面での「森林資源の重要さ」と林業と建設における「地域経済活性化の試み」の説明があり、法施行であればすぐにでも案件への適用が始まることが予想されるが、現状での神奈川県の木材利用度は低く、JASS同等の品質確保が課題、建築基準法適用時の問題点なども取り上げられた。 この会場となった「自然環境保全センター」そのものが地元県産材を利用して建設されたもので、全体の印象はこれまでの公共建築物の硬いイメージをぬぐえて成功している。玄関ホールに入るとほのかな木の香り、展示室や図書室部分の空間構成や材料がシンボリックにデザインされている。公共建築物も少しずつ変わりつつあるという印象。法よりは、やはり空間と木の香りが人を動かして行くほうがリアリティーがあって力強いし、実行力があるのだろう。これを支える木造KES構法にも興味が湧く。左端の建物正面の画像はパンフレットから転載しました。