▼ 13/4/21“小規模多機能型居宅介護施設「風の丘」(神奈川県伊勢原市)見学会”参加

福祉住環境コーディネーター協会主催の見学会に参加。

 “小規模多機能型施設”の見学は初めて、以前より関心があった。町田市でも新たにつくられるものは、こうした小規模多機能な施設が期待されているという

個人の生活や過ごし方の状況に合せて「通い」「訪問」「泊り」そして「住まい」(当所はケア付住宅も併設)のいろいろな利用形態が可能な“多機能”な施設となっている。「住まい」にとっても「必要なときに安心してケアが受けられる」メリットがある。介護事業の他、レストランが食事の提供、弁当の配達も行う

「“過去に開発された分譲地”では現在、子供世代は暮らしに便利なところに移り住み、まち全体が高齢化していく中、どうしたら知り合いが多く住むこのまちで生涯を終える事ができるのか・・・」理事長は20年模索し続けてきたとの事 思いをめぐらしてみればまたもどこにでもあてはまる状況といえる

お話を聞きながら、内部を見学、また「住まい」の部分も入居されている方のご好意で一部見学させて頂いた                うつろにも見える表情の“お年寄り”、一方で“お年寄り”が“お年寄り”の背中を揉んであげている風景、がお年寄りの状況と日頃の生活ぶりを感じさせた

その後、地区中心のショッピングセンター内にて質疑応答                                              このショッピングセンターは周囲の地域の状況によりテナントの数が減少しつつある所に、デイサービス施設「デイ愛甲原」を開設している、近隣大学の学生も巻き込んでまちの活性化に向けた取組みの最中

見学会参加者の感想をいくつか・・・

・施設くさくない、おうちにおじゃました感じ、ビジネスライクな介護施設の対極として

・木の仕上が良かった

・至れり尽くせりの設備、床暖房が温かい

・臭気なく気持ち良い、管理良好

等々

“施設として大事にする事は?“という問いに“丁寧さ”、“言葉”、“態度”、“接し方”とのお話有り                      やはり相手は“ひと”です                                                                                                                                   当施設は前の事業形態のサービス利用の方から提供された土地に、これまた地域住民から募った出資金で開設されたもの。まことに驚きである! 「地域発で地域に根ざした仕組み」 長年の個人の思いが結実、昨年の「桜の丘」(川﨑市)の笠原さんを思い興させた。ここもまたまさに必要な場所に必要なもの                                                       これからの課題は次世代への橋渡し、各世代が利用できるまちづくりを模索中